中高年男性の4大死亡原因(死の四重奏)とは?

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太っていると言うことはどのくらい危険なのでしょうか?
中高年男性の肥満は主に血管の病気とも言えます。
血管が傷んだ究極の結果が
脳血管疾患といわれる脳卒中や
虚血性心疾患といわれる心筋梗塞などです。
これで日本人の40-70歳代の男性の死因
ほぼ2位と3位をしめ、25%程度です。

肥満と病気に関しては、
日本ではJPHC studyと言って、
全国11カ所の10万人以上、
10年以上に渡り、
どんな生活がいいのか
色んな方向から研究している
調査があります。

その中でも
日本人の肥満指数BMIと死亡率の研究は
35歳以上、35万人以上のデータを
合わせた解析がされています。
(BMI=体重÷身長÷身長で表せる数字です。
一般に25を超えると肥満)

BMIが25以上の男性では
心疾患も脳血管疾患も増え
27を超えるとガンも増え始めます
BMIが25というと、170cm72kgくらい、
27というと、170cmで78kgくらいの人です。
他に明らかな病気が無くても、
太っているだけで危険がましてくるのです。

また日本人3万人の2006年までの
13年間に及ぶ調査では、
男性の心臓病になる可能性
糖尿病の人は3.05倍、
糖尿病境界型でも1.65倍でした。
1.65倍か、たいしたことないな~と思われた方、
1.65倍とは、スタメンギリギリの2割打者が
3割を超える強打者となるという感じです。
糖尿病に至っては、
2割打者が6割打者になる感じで、
ほとんどプロ野球の世界ではあり得ない事態ですね。

ところで、糖尿病境界型とは、検診でも
ちょっと血糖が高めですね~」と言われる程度のものです。
つまりその程度でも体から見ると恐ろしい状態なのです。

また、亡くなる人の何倍も病気になる人がいます
脳梗塞、脳出血などの脳血管疾患では10倍、
致死率の高い虚心筋梗塞などの
虚血性心疾患でも4倍以上の患者さんがいます。

このように中高年男性は
20歳のときより体重が増えただけで、
病気の前段階でもある

ということをよく認識しておきましょう。

現実を正確に理解することから全てが始まります。

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