失明、足の切断(壊疽)、5年で1800万円の治療費(腎不全)とは?

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メタボを放置しているとどうなるのでしょう。

高血圧や糖尿病では目の網膜に出血して
突然目が見えなくなるということもあります。
成人になって目が見えなくなる原因は
糖尿病性網膜症と緑内障が1位と2位で20%ずつを占めています。

両目で一度に出血することは少ないでしょうが、
片目に出血が起きた時は、
反対側の眼の血管も同じように病気が進んでいるので、
早晩出血することになります。

また、よくあるのが足の壊疽
足の血管が痛みすぎると、
ちょっとした傷が元で化膿したり
明らかな傷が無くても紫色になって
そのうち深い傷ができてきます。

最初は足の指やかかとなどの小さい範囲ですが、
放置しておくとだんだん周囲も黒くなります。
痛みを感じないことも多く、
黒くなっているのに放っている人もよくおられます。

最近は治療法も進んで来ました(ウジ虫を使った治療など)が、
ひどい場合は足の指の壊疽でも
膝から足を切ることになることがあります
血管が悪すぎて傷が治らないからです。
また、血液中に細菌が入ると、
全身の感染症になり、亡くなることもあります。

その他にも血管の劣化の影響を受けやすいのが腎臓です。
腎臓の血管が痛むと腎機能障害が起きます。
さらにそれがもとで高血圧がひどくなります。

人は体に不要な物や有毒な物を出すために
オシッコやウンコをしますが、
腎臓はオシッコを作る所です。
このため腎臓がちゃんと働かなくなると、
体に有毒な物が少しずつ溜まってきます。
この障害は普通、数ヶ月や数年単位でゆっくりと進むので、
初めは自覚症状は少ないでしょう。
しかし徐々に、
○腫れやすくなる。
○体が疲れやすくなる。
○顔色が悪くなる。
○食欲が亡くなる
○息切れ、
といった症状に気が付きます。

そのまま放置すると腎機能障害はどんどん進んでいき、
ほぼ腎機能が無くなると、
人工腎臓(透析)や腎移植などの治療も必要になります
これらの治療をしないと亡くなります。
透析・腎移植どちらの治療も常にお金や時間や体力が要ります。
医療機関での透析の場合、週2-3回、2-4時間で、
1ヶ月あたり(医療費補助制度を使わなければ)
30-40万円程度が必要です。
糖尿病で透析になった場合は
半分の人は5年で亡くなりますので、
5年間透析したとして、1800万円位かかります。
残念ながら10年生き残れる人はあまりいません

多くの人が予防することの大切さを自覚していないのが現状です。
なかなかピンとこないのもわかります。
しかし、これが現実です。

こうした病気を予防するには
結局は毎日の小さなことの積み重ねです。
食べる時刻が遅い、
噛む回数が少ない、
食べる順番を間違えている、など
ヒトの遺伝子にも反していると
お腹がいっぱいになるまでに食べ終わっていて、
消化も悪く、体重は減りませんし、健康にもなりません。

全部実行しているつもりなのに・・という場合は、
固い野菜が少なすぎるのかもしれません。
もう一度食べたものを振り返った方が良いでしょう。

「野菜は食べています!」
と言う人に実際の量を聞くと
ほんのちょっとの人も多いですから。

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Dr’s Meのコラム 
もご覧下さいね。
 

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