最も良い血圧計の選び方

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時代とともに
様々な医療器具が家庭に普及するようになってきました。
昔は熱を測るために
お医者さんに行っていたと聞いたことがあります。
今時そんな人はおられないでしょう。

血糖を測る道具や自分で注射する注射器などもあります。

そんな中で今日は、
体温計の次ぎに普及しているかもしれない
家庭血圧計についてです。

高血圧の人、ちょっと年配の方など、
家庭血圧計を持っている方もおられるでしょう。
または、これから買おうと思っている方も
おられるかもしれません。

最近の血圧計は色々なものがあります。
古くからあるのは
二の腕とも上腕とも呼ばれる肘より上で測るもの。

手首で測るものもあるし、
何と指で測るものもありますね。

電池で自動で測るもの、
お医者さんや看護婦さんがするような
ポンプでシュポシュポ空気を入れて
聴診器で測るものなどこれまた色々。

一般に売っている自動血圧計も、
持ち運びが便利とか、使いやすいとか、それぞれ色々。
お値段も3千円程度から1万円を超えるものまでこれまた色々です。

それぞれ良い点や悪い点があり、
好みもあるでしょうから細かいことは抜きにしましょう。

ちなみに私が持っているのは
手動でシュパシュパと空気を入れて
聴診器で測るものです。

何聴診器で測る方法は
WHO世界保険機構で推奨されていますが、
日常生活では煩雑ですね。

利便性と正確性という現実性から見るとやはり、
自動血圧計がいいですよね。

その中でも高血圧の診療指針にもなる
2014年度の高血圧ガイドラインでお勧めしているのが
上腕で測るものです。

指や手首で測るものは
ちょっとした角度などで結構不正確なのです。

とはいえ、血圧測定は測るタイミングや
はかり方がもっと大切です。

理想は朝起きて、トイレにを済ませ、
5分座って安静にした後、胸の高さで測ることです。

そうは言っても
冬なんておしっこをするためにお尻を出したり、
冷たい便座に座ったり、
冷たい水で手を洗っただけで
血圧は変わりますので、
色々難点があります。

何枚も着込んだ下着やらセーターやら
いっぺんにたくし上げて、
上腕でなく、肘にマンシェットを巻いて測っていると
これまた不正確です。

薄手のものならそのまま測る方がいいです。

私も、走った直後に測っていつもよりかなり高くて
「おお、運動って血圧が上がるなぁ」と実感したことがあります。

家庭での血圧は高血圧の治療で
もっとも大切なことの一つ。
血圧を治療中の人は神経質にならずに
血圧を測って主治医の先生に報告して下さいね。

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