10大(重大)必須元素(ミネラル)

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ドクターズ・データ社で調べられる毛髪中の必須元素22種類のうち、
独断と偏見で必須ミネラルを10個選んでみました。

食事と生活を最適化しても症状がなかなか改善しない人にこの検査をしてみると
これらの項目の異常が結構目立ちます。

カルシウムとマグネシウム

・お互い反対の性格を持っています。
・どちらも骨、歯などの材料になります
・カルシウム(Ca)は興奮、マグネシウム(Mg)は鎮静作用があります
例えば、Caが多いと血管が縮み、高血圧になりやすく、
Mgが多いと血管が広がる、血圧が下がりやすくなります。
・Mgは300以上の酵素に必要で、エネルギーを作るのにも必要です。
・Mg不足症状ー便秘、イライラ、不眠、高血圧など数限りなくあります。
これは色々な酵素の働きに関係しているからです。
はっきりした病気だけでなく、
なんとなく調子が悪いな~、でも検査ではこれと言った異常が見つからないと
医療機関でも不定愁訴としてあまり真剣に相手にされないような場合、
Mgが不足しているかもしれません。
・お酒を飲む人はたくさんMgを使うので不足している可能性があるでしょう。

カルシウム
骨に良いというイメージでとかく話題になるカルシウムですが、
カルシウムは細胞を興奮させる作用があり、
Caのサプリメントは心臓発作や脳卒中のリスクを増やすと報告され
あまりお勧めできません

・Caは乳製品や小魚に多く、Mgは海草、野菜、豆、魚介類に多く含まれます。
が、残念ながら特にマグネシウムはなかなか食事だけで必要量を摂るのは難しいでしょう。

リチウム
ある栄養素を細胞内に運ぶ働きがあり、これがないと細胞が上手く働きません。
気分の安定化に大切です。
精神疾患で治療薬として使われることがあります。
・脳細胞を守る働きがあるのでリチウムをしっかり食べるとボケ予防になるかも
・不足症状
イライラ、ボケ、元気がなくなるなど
・海水に多いので海草や魚介類に多く含まれます。

コバルト

ビタミンB12の一部です。
・赤血球を作るのに関係しています。
・タンパク質をバラバラに分解したアミノ酸の代謝に必要なので全ての細胞に必要です。
・DNAを作るのに必要ですので、体を若く保つのにも必須です。
・全ての細胞に必要なので、不足すると貧血、元気がなくなくなる、
風邪ひきやすい、動脈硬化になりやすい、皮膚がピリピリするなど、
色々な症状が出ます。
・ハッキリした病気だけでなく
不定愁訴として医療機関であまり相手にされないような症状がある場合、
やはり調べてみる異常があるかもしれません。
・動物性食品に多く含まれます

ナトリウムとカリウム 

お互いに反対の性格があります。
細胞の扉の開け閉めに関係し、特にNaは体の水分の調節、血圧の調節に関係しています。
塩の多い食事が高血圧につながるという話を
良く聞かれると思いますがこうした作用が関係しています。

東北地方は塩辛いものをよく食べるため高血圧が多いとされますが、
青森県のリンゴ農家はカリウムの多いリンゴをよく食べ、
心臓病や脳卒中が少ないという報告がありますが、
ナトリウムとカリウムのバランスが高血圧につながるのであって、
カリウムをしっかり摂ればよいという考え方もあります。
カリウムは生野菜や生の果物、野菜の煮汁に多く含まれます。

亜鉛と銅

亜鉛
300種以上の酵素に必要で、全ての細胞に必要です。
味覚障害、皮膚炎、骨・免疫・
神経などの障害、傷が治りにくい、
消化不良など色々な症状を起こします。
明らかな病気だけでなく、
何となく調子が悪いけど不定愁訴として医療機関であまり相手にされないような症状がある場合、
やはり調べてみると異常があるかもしれません。

・カドミウムで亜鉛の働きが低下
・亜鉛が多すぎると銅の働きが低下
・食材では牡蠣、レバー、卵などに多く含まれます。
残念ながら日本人にもっとも不足してるミネラルと言われ、
食事だけで充分量を確保するのは難しい可能性があります。


銅も数種類の酵素に必要です。
特に気分に関係するホルモンに使われるので、
足りないと気分のムラが起きることがあります。
逆に多すぎでも気分のむらが起きることがあります。
足りないと貧血になることもありますが、
どちらかというと多すぎるのが問題になりやすく
銅が多すぎて亜鉛の働きが落ちることがあります。
ナッツ、ココア、レバー、牡蠣などに多く含まれます。

モリブデン

幾つかの酵素に必要です
細胞のエネルギーを作るのにも必要で、
不足すると二日酔いがひどくなったり、
ワインなどの防腐剤が体から出せなくなったり、
アレルギーの様な症状が起きることがあります。
牛の腎臓・肝臓、ココア、緑色野菜、卵などに多く含まれます。

皆さんもよくご存じの鉄。
若い女性に多いのが鉄が不足して起きる鉄欠乏性貧血。
運動選手は鉄欠乏性貧血になることが多く、
それを補充するために鉄剤を投与されている
中高生が結構いることが問題になっていますが、
重度の鉄欠乏性貧血は別として、鉄剤の注射は結構危険です。

鉄はさびやすいことはご存知でしょうが、
体内でも酸化を促進するので多すぎると問題になります。
良くない腸内細菌を守る働きもあるので
鉄のサプリメントはお勧めできません。
・赤身肉、赤身魚に多く含まれます。

我が家も家族全員で調べてみました。
それにより食事の選択も変わってきました。
皆さんも一度調べて、今度の病気予防や若さ維持に役立ててはいかがでしょう。

ドクターズ・データ社の毛髪検査にご興味がある方は
バイオロジカル検査(一般の方)

バイオロジカル検査(実践会の方)

のどちらかをご覧ください。

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