最近、高血圧を指摘される人は多いですよね。
日本人間ドック学会の報告では
1984年には10%程度だった高血圧が、
2015年にはの人25％近くに増加したとされています。
25%ということは4人に一人で、国民病とも言えますよね。
高血圧は、症状が何もないのに、
放置すると心臓発作や脳卒中、ボケ、突然死などの原因になる
恐ろしい状態です。
＜高血圧の分類＞
高血圧には
何か、明らかに他の病気があり、それを治療すれば改善する
2次性高血圧と、
明らかな原因がわからない
本態性高血圧があります。
日本では高血圧の90-95％の人が本態性高血圧で、
一般に高血圧というと、本態性高血圧を指し、
原因がはっきりされないと考えられています。
逆に言うと原因がはっきりわからなくて、いつまでも治療がいる、
というパターンになりがちです。
でも、これまで原因がはっきりしないとされてきましたが、
実は少しずつ明らかになってきています。
その原因の1つが5大毒性金属の中でもヒ素、カドミウム、鉛、です。
ヒ素
ヒ素は体の中で無毒化して出すために、
細胞内のメチレーションという回路を3回回す必要があり、
そのために色々なビタミン、
マグネシウムや亜鉛などのミネラル、
ω３などの必須脂肪酸、
タンパク質やアミノ酸などがとても多く必要になります。
ヒ素は水道水にもあり、お米やひじきにも多く含まれます。
カドミウム
仕事でカドミウムを浴びると下の血圧も上の血圧も上がりやすく
高血圧になりやすいことが知られています。
カドミウムは早産、乳幼児や子供の時の様々な病気とも関連しています。
タバコには特にカドミウムが多く、
周りの人がタバコを吸っていたら結構、浴びることになります。
鉛
空気中など環境中にある鉛を浴びてしまうと高血圧になることが知られています。
長期間にわたり少量ずつ鉛が体内に入っても血圧が上がる可能性があります。
レニンーアンギオテンシン系という高血圧と深くかかわる体内のシステムを障害し
血圧が上がるという機序もわかっています。
古い水道管には使われているので、
過去に住んでいた町、今住んでいる町の自治体に問い合わせてみるのも良いでしょう。
こうした毒性金属による高血圧であれば
毒性金属を体内から排除することで高血圧が改善する可能性も
あるかもしれません。
これまで原因がわからないとされていた高血圧の様なよくある病気も
今後は原因が特定できるようになるかもしれませんね。
ともあれ、自分の体に何があるのかは、調べてみないとわかりません。
一度調べてみるのも良いかもしれませんね。
自分の体内の状況を調べて
現在の健康回復や将来の健康維持に役立てたい方は
バイオロジカル検査 をご覧ください。
