アルコールは「適量」でも呆ける

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あなたはアルコールをどの程度飲まれますか?
私も妊娠前まではたまに飲みに行くと
冷酒を2合くらい飲んで、
多いに酔っぱらったものです。

さて、「お酒は百薬の長」、何て言いますが、
結構な毒であることがまたしても報告されました。

イギリスで30年間に渡って、
527人のお酒の量と脳の変化をMRIで調べてみました。

するとお酒の量が多いほど、
記憶に関する脳の海馬という部分が小さくなっていました。

お酒の量が多いほどもっともこの危険性が高く、
飲まない人と比べ、
アルコール8gを1単位として計算した場合、
適量(週14-21単位)でも、右の海馬が小さくなる危険が3倍に!!

ちょっと(週1-7未満単位)でも予防効果はありませんでした。

ではアルコール8gとはどのくらいの量でしょうか?

日本では厚労省が10gを1ドリンクとして表のように紹介しています。

スライド4

英国の1単位は8gですから
これの80%と考えてもらうと良いでしょう。
しかも日本人は英国人より体格は小さいし、
酒所の人以外では
お酒を分解する遺伝子が少ない人が多いので、
もっと少なくても同等の影響が出ると思います。

そして、
飲んでいるうちに強くなったと言う人はより危険~
この研究では、お酒の量は自己申告なので、
そのまま受け取るのは若干問題がありますが、
いわゆる適量と呼ばれてきた
毎日、2ドリンクでは、呆ける危険が3倍に増えるわけで、
お酒の本当の適量は世間で考えるよりもずっと少ないわけですね。
「お酒は百薬の長」なんて、
真っ赤な「偽り」かも。

あなたも呆けないためにもアルコールを減らして楽しく過ごしてくださいね。

関連記事
お酒の強さは遺伝子で決まる

週2日の休肝日じゃ足りない!!」 アルコールは量も回数も大切

参考
Moderate alcohol consumption as risk factor for adverse brain outcomes and cognitive decline: longitudinal cohort study.
BMJ. 2017 Jun 06;357
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