大豆製品について

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大豆は日本では昔から食品に色々と取り入れられていますよね。
日本食の代表選手。
これまで慣れ親しんできた食材。
やっぱり手放しがたいこともありますよね。
どの程度までならいいのでしょうか?


大豆の問題点

GMO

まず、現在の大豆は、多くがアメリカやカナダで作られた
遺伝時組み替えの大豆を使ったり、
遺伝子組み換えの大豆が混入しています。
そこはまず、十分注意して下さい。

日本の「有機大豆使用」と記載された製品でさえ、
遺伝子検査の結果、
遺伝子組み換えの大豆が一定の割合で混入していたとの
報告もあります。
(すみません、数字は忘れました)。

日本の法律では
5%以下、ないし、意図しない混入はかまわないとされています。
だから記載に偽りがあってもなんら問題ありません。
そこだけは意識しておいて下さい。

もちろん、どうしようもない部分は多々ありますので、
(例:風に乗って花粉が飛べば、
大豆の遺伝子などすぐに汚染されてしまいます)
「買う前は慎重に、
食べる時はそんなことを忘れて楽しく!」
が原則です。

大豆自身の性質

さて、遺伝子組み換えや農薬が云々は別として、
大豆という作物自身の特性や
加工食品の特性について。

大豆は種子であり、
本来動物に食べられて消化されては
種の保存が出来ません。

豆類の中でも特に毒性+栄養素が多いのが大豆です。

栄養素の代表はタンパク質。
毒性の代表は
フィチン酸、
サポニン、
タンパク分解酵素阻害物質、
エストロゲン用物質です。

こうした事実を反映してか
大豆を主食のように食べる民族では
(アジアのどこかだったと思いますが、うろ覚え)
若くから呆ける人が多いことが知られています。

ただ、こうした物質の多くが、
発酵すれば細菌によって分解され
減ってしまいます。

さらに大豆の分解しにくいタンパク質まで
ある程度分解してくれているかも。

だから発酵した大豆は
健康食品と言えるのです。

納豆、みそ、醤油などです。

ちなみに、みそにも醤油にもしばしば小麦が使われていますので、
そうした物は私はお勧めしません。

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では発酵していないものは??

煮豆、
きな粉、
お豆腐、
おから、
豆乳、
枝豆・・・。

これも色々ありますがどうなのでしょうか?

以下は、腸粘膜のバリアが破壊されていない
基本的に健全な人の場合の目安です。

まず、煮豆・きな粉は加工されておらず
大豆の毒がそのまま残っていますから、
基本的には「たまーに」のお楽しみにして下さい。

私はきな粉餅が大好きで、
お正月はやっぱり食べたい!と思います。
子供にも日本の食文化をたまには味わわせたいと思います。

ですが、きな粉を買うのは抵抗があるので、
かなり香りは違いますが、
ココナッツ粉を使います。
でも、年に数回きな粉を使っても問題ありません、

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一方、枝豆は豆そのものですが、
まだ熟しておらず、
毒がそれほど強くありません。

お酒のおつまみ程度なら
それほど問題にならないと思います。

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お豆腐や湯葉は製造の過程で
ある程度毒素が減っています。

夏は冷や奴~と
毎日ガバガバ食べるのはお勧めしませんが、
おみそ汁に少々入れる程度なら
あまり問題にならないでしょう。

豆もやし

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普通のもやしは緑豆やブラックマッペという豆の発芽したもので
とっても健康的。(左)
豆もやしは大豆を発芽させたもの(右)。
太くて端っこに豆のかけらが残ったものです。

発芽すると通常、
たんぱく分解酵素阻害物質などの
抗栄養素が減るか、なくなり安全になるので
あまり問題ないとは思いますが、
はっきりしたデータを持ち合わせていないので、
毎日大量に食べても大丈夫!と
太鼓判を押すのは私には出来ません。

豆類の中で大豆がもっとも毒が多いので、
普通のもやしの方がより安全に思えるな~と言ったところです。
でも、豆の部分を食べずにもやしの部分だけなら
問題ないと思います。

 

「健康的と信じて常用しない」

問題なのは「豆乳きな粉が身体によい」などと信じて
愛飲することです。

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ちなみに、我が家では納豆とお味噌とお醤油以外は
わざわざは買いません。
それほど使わないから。

でも、外食でおみそ汁を食べることがあれば
楽しく食べると思います。

「健康によいと信じて食べる」のと、
楽しむために食べるのは
全く違います。

食事は楽しく食べましょうね!

Akiko

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