コーヒーについて

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コーヒーには様々な健康効果があります。

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まず、青い字(↓↓)か、写真をクリックして、
Drs.Meに寄稿した記事をお読みください。

1日4杯までならOK!? コーヒーの8つの健康効果【最新研究】

では、

・誰が飲んでもいいのか?
・どんなコーヒーでもいいのか?
というとこれが違うので、
「良い」「悪い」の両方のうわさが流れるわけです。
乳製品と似ていますね(苦笑)。

コーヒーを選ぶ際の注意

・できるだけオーガニックのものを選ぶ
・味の良いものを選ぶ(味の悪いモノはカビが生えていることも)
・インスタントにしない

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品質の保証は出来ませんが、
例えば下記
amazonではコーヒー(←青字をクリックすると色々出てきます)

酸化を出来るだけ排除するには
やはり豆を挽きたてで入れる方がよいでしょう。
粉の方が便利だけど。

  などなど

また、コーヒーにはカビが多いことも知られています、
これはオルガニックでも完全には否定できないようです(涙)。
一般のコーヒーの50%にはカビが生えているそうな。

参考 The occurrence of ochratoxin A in coffee.

The chemistry and biology of aflatoxin B1: from mutational spectrometry to carcinogenesis

Ochratoxin A: An overview on toxicity and carcinogenicity in animals and humans.

Incidence of microflora and of ochratoxin A in green coffee beans (Coffea arabica).

Incidence, Level, and Behavior of Aflatoxins during Coffee Bean Roasting and Decaffeination

カビに関しては「味が悪い」のが要注意のようで、
味が良いものを選ぶことも大切なようです。
私は目利きでなくてコーヒーには疎いので、すみません~。

コーヒーの良い点

ポリフェノールがたくさん含まれる。
ポリフェノールは過剰な酸化を抑える作用があります。
コーヒーで血圧が下がる、心臓病が減る、というのは
ポリフェノールの作用でしょう。

コーヒーは老化や病気に対抗する抗酸化物質が多く、
飲み物の中ではもっとも老化に対抗できる飲み物。
実はココアや緑茶や紅茶以上に、抗酸化物質が多いのです。

Comparison of the antioxidant activity of commonly consumed polyphenolic beverages (coffee, cocoa, and tea) prepared per cup serving.

コーヒーには肝障害から守る働きもあります。
肝臓の血流を改善し、C型肝炎が悪化しにくい、脂肪肝が改善する、
肝ガンの危険性を下げるという報告もあります。

Coffee intake is associated with lower rates of liver disease progression in chronic hepatitis C.

Coffee consumption and risk of liver cancer: a meta-analysis.

・呆け予防効果

脳の血の巡りを良くし、認知機能を上げるという作用があります。呆けの予防になる可能性があります。

Caffeine and coffee as therapeutics against Alzheimer’s disease.

Possible Health Effects of Caffeinated Coffee Consumption on Alzheimer’s Disease and Cardiovascular Disease

・体の活動を助ける働き

カフェインが短距離選手のスピードを上げたり、状態を良くするという報告もあります。

Caffeine and exercise: metabolism, endurance and performance.

Ingestion of a moderately high caffeine dose before exercise increases postexercise energy expenditure.

・代謝を上げ、脂肪燃焼効果 脂肪酸を増加させ、皮下脂肪を燃焼する効果

代謝を上げ糖尿病の危険を下げるという報告があります。

Coffee consumption and risk of type 2 diabetes mellitus.

Long-term coffee consumption and risk of cardiovascular disease: a systematic review and a dose-response meta-analysis of prospective cohort studies.

 

・集中力向上、倦怠感を減らす効果

・心臓病予防効果 

1日3-5杯のコーヒー摂取で心臓病の危険がさがるという報告もあります。

Long-term coffee consumption and risk of cardiovascular disease: a systematic review and a dose-response meta-analysis of prospective cohort studies.

Habitual Coffee Consumption and Risk of Heart FailureClinical Perspective

・喘息を軽減する効果

カフェインには気管支を広げる作用があり、喘息を少し軽くする効果があります。

(喘息の治療中は薬の作用が強くなるので要注意)

片頭痛に効くこともあります

コーヒーの良い点かつ悪い点

カフェインが比較的多いこと。
カフェインには薬のような作用があり、
飲む人、体調、量、飲む時間によって
様々な作用を起こします。

コーヒーの悪い点

脳神経に作用するので、法律で禁止された薬物ではありませんが、
カフェイン過剰によって
健康に害を及ぼすことがあります。

・特に副腎を刺激しすぎて、副腎疲労に陥る可能性があります。
そして、不安、イライラ、集中力低下、倦怠感、消化不良などの
問題がおきることがあります。

現代社会では多くの人が、何らかの不安、
倦怠感などの副腎疲労の症状を経験しており、
こうした人にはカフェインは副腎には過剰な刺激を与えるので、
ホルモンのバランスを崩し、危険性があります。

もっとも心配なのは、
コーヒーを飲まないと集中できない、元気が出ない、
という副腎疲労の症状がすでにある人です。

自分で健康だと思っていても、
すでに健康では無い場合がしばしばあるのが問題です。

・繰り返して飲んでいると、依存性があり、
急に止めると頭痛、短気、集中欠如、
疲労感、過眠、胃・上半身・関節の痛み、
うつ、筋肉痛など離脱症状が生じることがあります。

・脳を興奮させるので、昼以降に飲むと睡眠の質が低下します。
・喫煙者では肺ガンが増えるという報告もあります。

Coffee consumption and risk of lung cancer: a meta-analysis.

 

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健康状態が良い場合の至適コーヒー量

法律では1錠あたり500mg以上のカフェインを含む薬を劇薬に指定しています。
カフェインをどれだけよいか、
と言うことには個人差が大きく一概に言えませんが、
欧米の研究では250ml 3-5杯では健康効果が得られ、
危険性がないという報告が多いです。

日本ではコーヒー1杯 150ml辺りに130-140mg程度の
カフェインが含まれますので、
体重差や劇薬指定なども考えると
やはり日本の量で3-4杯までが妥当な量と考えられます。

子供の場合は年齢・体重に左右されますし、
妊婦さん、授乳中の人は2杯程度までが妥当でしょう。

ちなみに、

コーヒー以外にもカフェインが多いもの

・エナジードリンク、栄養ドリンク、ガム
・紅茶・ウーロン茶・抹茶・緑茶などのお茶類
・コーラ、ココア、チョコレート
・風邪薬や痛み止めなど

お茶はテアニンなどの別のポリフェノールも多く、
カフェインの作用が弱くなります。

・コーヒーを引くときは手回しか、
電動の場合はできるだけ機械から離れてください。
強い電場と磁場ができますので体に良いとは言えません。
美味しく飲んで元気になりましょう!

Akiko

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