みなさんは、ウンコを踏んだことがありますか？
きっとありますよね～、
一度くらいは。
我がアパートの周りには、
犬の糞（飼い主はちゃんと掃除をして下さい！）や
雁の糞が散在しています。
犬の糞は茶色くて臭い。
雁（ガン）の糞は緑であまり臭いがない。
踏みたくないのは当然、犬の糞。
ところで、以前ヨーロッパに住んでいた時は、
よく、牛の糞を見かけました。
茶色いんだけど、草がいっぱい突き出ている。
ウンコに繊維が豊富だから、
ケニアでは牛のウンコで家を造る地方もありますねぇ。
ところが、
アメリカで農場見学してきた時に見た
牛のウンコには
突き出るような草は見かけませんでした。
短く切った草を食べているのか、
飼料にトウモロコシが多いからか・・・、
おそらく後者ですね。
どんな生物でも、
食べ物は如実にウンコに影響します。
みなさんもご自分のウンコをたまには眺めてみて下さい。
そして、ウンコの回数も大切です。
私は今でこそ1日2-3回出ますが、
実は、結婚前はかなり便秘でした。
転職時（勤務先の病院が変わった時）は、
1ヶ月間位、ひどい便秘に。
その時は1週間も出なかったことも。
診療中も患者さんと話すときは
しばしばウンコの話になりました。
うんこは健康のバロメーターだ、
なので当然です。
現場ではウンコで推測できる病気も
いっぱいあります。
最近は、
「風邪は万病の元」
ではなく、
「便秘は万病の元」
とも言われます。
毎日いいウンコを出すにはなんといっても
食事と心の余裕の両方が大切。
食事では
水溶性の食物繊維をしっかりと取ること。
水溶性の食物繊維は
果物や果菜に多く含まれます。
でも、食事をいくら正しくしても
心（時間的なことも含む）に余裕が無ければ
ウンコは出ません。
ウンコを出す神経は
副交感神経と言って
ゆったりとした気持ちの時にしっかりと働く神経だからです。
しかも、ウンコを出すための「波（大腸の動き）」は
朝一番がもっとも強いのです。
だから朝、踏ん張る時間と心の余裕を作ることが大切なのです。
夜遅くまで起きているから朝ギリギリまで眠っていたい！
という気持ちもわからなくはありませんが、
それでは死ぬまで便秘のまま。
便秘のままと言うことは
大腸ガンなどの多くのガンになりやすいということでもあります。
これを解消すべく動かない手はない！
私も40年というこれまでの人生の多くを
便秘で過ごしましたが、
食事の変更と心（時間）のゆとりのおかげで
簡単に出るように体が変わりました。
皆さんが何十年便秘に悩んでいたとしても
多くの人の場合
食事と心の改正で体は変わります。
諦めずに良い生活を目指しましょう！
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