今日は
「将来の健康や人生のために食事改善するとどう良いのか」
というお話です。
ちょっと年配の方からよく聞くご意見。
「もう、いい歳だから今更、食事や生活を変えても、
体は変わらないでしょう？」
とか、
「今更、老い先も短いし、
新しいことを始めなくても。」
「ここまで生きてくると
健康に良いことにも悪いことにも
鈍感になってしまう。
それよりしたいことが有る！
時間が欲しい！ が本音。」
お気持ちはわかりますが、
年配の方の方が
食事や生活を変えることが急務なのです。
なぜか。
1.年配の人の方が生活改善が大切な理由
V.S.
年配の方が子供よりも怪我が治りにくかったり
風邪が治りにくいのは
細胞の再生力（細胞分裂力）の差です。
ケガをしても、
傷ついた細胞を除去し、
その分、周りの細胞が分裂し、
新しく細胞が出来ると
ケガは治ります。
風邪を引いた時、
ウイルスに侵入された細胞や、
ウイルスをやっつける細胞は
死んでしまいますが、
健全な細胞が新しく細胞を作って増えて
風邪は治ります。
怪我をしたとき、
病気になったときに
若い頃はもっと早く治ったのにな～
と思うことがありませんか?
若さとは再生力とも言えるでしょう。
細胞から見ると、
年配の方と子供の違いは
細胞分裂の回数券の残り具合の違いです。
前回もお話ししましたが、
年配の方はすでに子供時代に比べて
テロメアは減っています。
若者 年配者
だから細胞分裂の力も低下しています。
つまり、新しく細胞が作りにくいため、
風邪も怪我も治りにくいのです。
だからこそ残り少ない
テロメアを出来るだけ温存しながら使う、
というのが、急務なのです。
もう、何十年も使ってきた体だから
今更仕方がない。
と諦めがちな人もたくさんおられます。
でも、実は、体はあっという間に変わるのです。
なんと2週間で！
2.体は2週間で変わる
「食事を変えると2週間で体が変わる」
という報告です。
写真はイメージです 左:http://www.geocities.jp/sjo0521/masa.html
右：http://ameblo.jp/cupertino2010/entry-11231134723.html
アフリカ系アメリカ人には大腸ガンが多く、
南アフリカの農村地域では大腸ガンが少なく、
その発生率はアフリカ系アメリカ人の1/10以下です。
血筋的に大差ないこの2系統の50-65歳の
アフリカ系アメリカ人と南アフリカの農村地域の20人ずつを
2週間ずつ食事パターンを変えてみたのです。
前後で大腸内視鏡、便の検査をしています。
するとアメリカ人の方は
腸内細菌の種類が変わり、
腸内の炎症のレベルが下がり、
ガンのリスクと関係する化学物質が劇的に低下しました。
南アフリカの農民は逆に
アメリカ人並みに腸の炎症が起き、
ガンのマーカーが劇的に増えていました。
つまり、体、特に腸は2週間で変化する、
というわけです。
どうしてなのでしょうか？
3.ヒトの遺伝子の発現を握る腸内細菌
腸内環境は細菌によって強く影響を受けます。
最近はこれを利用した腸内細菌の移植も治療法として取り入れられていますが、
ヒトの遺伝子のスイッチの切り替えさえ握っている菌も知られています。
デブ菌とも言われるFirmicutes（左図）です。
この菌はヒトの代謝遺伝子のスイッチを入れることにより、
ヒトを太らせる役目までしています。
例えば、
「両親が太っているから私も太りやすい」なんて思っていたのは単なる誤解で、
両親からFirmicutesを受け継いで、
「どんどん不健康なものを食べて太れ～」と命令を出す
Firmicutesの奴隷になっているだけかもしれません。
こうした腸内に2kgもある腸内細菌は「いわゆる」善玉菌、悪玉菌を含めて
もう、すでに「一つの臓器」とも呼べるくらいの大切なもので
太りやすさ、気分、リウマチ、ガンなどのあらゆる病気と関係しているのです。
その細菌たちの入れ替わりはとても早く、
種類や条件で様々とはいえ
10分～2時間もすれば分裂して増えます。
ちなみに、食中毒を防ぐために、
作った物を早く食べよう、というのは
細菌が10分程度で倍増するものもあるからです。
さてはて、こんなわけで、
2週間もあれば
腸内細菌はガラリと入れ替わってしまいます。
また、少々年配の人でも
1週間程度で腸細胞も入れ替わります。
また、腸細胞と腸内細菌は
お互いに関与して、色んな化学物質を出し合い、
良い環境や悪い環境を作り合っていますから、
2週間もすれば
腸内環境は全然違うものに変わるのです。
しかもこれは50-65歳の実験で
20歳の実験ではありません。
みなさんが何歳であれ、
これから食事や生活を改善し始める意義は大いにあると言えるでしょう。
4.一晩で変わる
ちなみに、私なんて、
一晩、睡眠不足になっただけで
おならの臭いが変わります。
おならの臭いは当然、腸内環境を表しています。
おならの臭いには細菌が関与していますから。
細菌の増える速さを考えると、
これまた当たり前と言えば当たり前です。
つまり、食事や生活を変えることは
これほどまでに強力なのです。
5.バランスのとれた腸内細菌にする最初の1歩は？
これまた、すでに結論は
e-bookに書いてあるとおりなのですが、
・食べ物を健全なものにする
・質のよい睡眠をとる
・適度な運動
・心の平静
こうしたことが全て大切です。
でも、一度に変えるのは結構難しいと感じられるかもしれません。
では最初の一歩は何からすべきでしょうか？
最強の最悪はやはり小麦です。
今日からパンやうどんやラーメンを
減らしたり止めてみませんか？
初めの一歩はそれから始まります。
お店で買う小麦製品を減らすと、
レストランでの小麦製品を減らすと、
もれなく様々な殺虫剤や除草剤や添加物も減らせます。
小麦がダメなら食べる物がないじゃないか！
大好きだから絶対無理！
なんて思っているあなた、
それは間違いです。
あなたも実践会に参加されれば
他の参加者と同じように
小麦のような毒をわざわざお金を出して買おうと思わなくなっていきます。
代わりに食べる物はいくらでもあります！！
みなさんは2週間後、どんな腸になりたいですか？
1ヶ月後にはどんな腸に、いえ体になりたいですか？
半年後にはどこで、どんな気分で、
何を楽しんで、何に打ち込んでいたいですか？
ガンを起こす細菌とそれらが作る毒素でいっぱいの
腸のままで、平均的日本人のようにガンになって七転八倒するのがいいですか？
そして、そのための覚悟は本当に出来ていますか？
それとも
腸の細菌と細胞がより良くなった
ガンが起きる可能性のぐっと減った健全な腸で
何歳になっても同じように健全で生き生きした家族と共に、
自分の生きたいように生活できる健全な体でしょうか？
そのための手段が
DNA Diet and Lifestyle 遺伝子に沿った食事と生活です。
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是非、実践会でお会いしましょう！
今日も最後までありがとうございました。
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記載内容を利用し生じた結果について、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
成功者とはその人だけに見える新事実を、実行することのできる人ではない。
誰もが見ていながらも重要性に気づかなかった旧事実を、実行する人である
