今、一般に行われている医療が、
ガンや心臓病や脳卒中などの
根本原因に対処できないという問題があります。
ガンに対しては、ガン細胞を殺す治療、
心臓病や脳卒中などの
血管の病気に対しては、
血管を広げる治療や血液を改善する薬を使いますが、
それでは、ガンや血管が痛んだことの
根本原因には対処できないのです。
現在医療機関でできることは、
河川の水を使えるようにするために、
上水道を整備するような感じのことです。
確かに川の水は使えるようにはなりますが、
河川を本当にきれいにするには、
川の上流の山を整備し、
我々人類が河川に捨てる汚染物を限りなく減らし、
大気汚染を減らして雨をきれいにする、
といったことが必要なのです。
上水道を整備することは大切です。
それさえしなければもっと被害が大きくなるからです。
でも、根本的な問題の解決ではありません。
残念ながら医療ができるのはそれと同じで、
私達は限られた診療時間の中で、
上水道のような対応はできますが、
山を整備し、ゴミを減らし、
大気汚染を減らして
河川を根本的にきれいにするような対処はできないのです。
つまり、体の中を根本的に改善する治療法はできないのです。
誰も皆さんの病気の代わりにはなれません。
逆に誰も皆さんの体を良くすることは出来ません。
それは自分自身ですることだからです。
だからといって
全ての医療を否定するような
「ガン放置療法」
「薬は毒だから飲むな！」というような
神学論争のような議論も無意味なのは
言うまでもありません。
また、生活環境は悪化しています。
私の父の世代は川で泳いでいました。
でも、私が小学生時代を過ごした30余年前、
川は既に泳げる場所ではありませんでした。
環境汚染は古くは実に13世紀から報告されていますが、
この100年間で全世界規模になり、
北極や南極付近の海でさえ汚れていると報告されています。
地球のどこへ行っても逃げ場がないほどになっています。
シナからの大気汚染、
福島の放射性物質の問題、など
ニュースにのぼる問題だけでなく、
自らが使う電気や自動車も同じく問題です。
（なかなか個人の力ではどうにもならないことも多く、
また、私自身も交通機関や電気のない生活は
限りなく不可能です。）
そして我々の自身の生活も大きく変化しています。
食事・運動・睡眠・住環境・心の在り方などが
祖父母の世代と大きく違うのです。
そして、その結果が肥満であり、それに伴う種々の病気です。
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