前立腺肥大を改善する方法

前立腺肥大とは

前立腺はクルミのような形で尿道の周りを取り巻いている
男性生殖器の一部です。

30歳代で10%
40歳代で20%
60歳代で50-60%
70-80歳代では80-90%が前立腺肥大とされます。

多くの年配の男性が「当たり前」と捉えていて、
このことで泌尿器科などを受診することは無いようです。
が、前立腺肥大と前立腺ガンの症状は似ていますので、
一度は泌尿器科を受診して下さいね！

前立腺肥大の症状

・オシッコが出にくくなる、
・残尿感があり、頻尿になる
・突然オシッコがしたくなる
・夜中にオシッコに何度か目が覚める
・オシッコが出なくなる（かなりひどいときや前立腺炎が起きたときなど）

原因

・ジヒドロテストステロン（DHT）の過剰
・亜鉛の欠乏

ジヒドロテストステロン（DHT）はとても大切なホルモンですが、
過剰にあると
性欲減退や前立腺肥大に関わります。
皮脂の過剰分泌で脂肌にも・・・。

また、
亜鉛欠乏で性ホルモンの代謝が狂い、
前立腺肥大が起きやすくなります。
前立腺肥大や前立腺ガンでは亜鉛が足りないことが報告されています。

亜鉛は様々なホルモンや酵素に関わっていますから
充分量必要ですが、
日本人にもっとも足りないミネラルの一つです。

食事や生活の適正化である程度は症状が改善する可能性があります

・アルコールやカフェインを減らす
・夜の水分摂取を減らす
・3時間に1回はオシッコをするようにしてみる
・体を動かす
・体重を適正化する
・健全な脂肪を食べる（オメガ3系脂肪酸の多いもの）
・ホルモン攪乱物質に近寄らない

・骨盤底筋群の強化
オシッコをしながらオチンチンや股の周辺をぎゅーっと絞るように力を入れます。
オシッコを止めて20秒まってオシッコを再開します。
毎日3-5回　してみましょう。

前立腺肥大を予防・改善する可能性のある食べ物

　　
・トマト：リコピンという抗酸化物質が多く含まれます。
・ブロッコリーやカリフラワー
・緑茶

制限したいもの

・穀類
・高温殺菌や質の悪い乳製品
　　乳製品の質に関してはここ　他
・加工肉や質の悪い肉、焦げた肉

前立腺肥大を予防・改善する可能性のあるハーブ

ノコギリヤシ（ソー・パルメット）
ジヒドロステロンが増えるための酵素（5-αリアクターゼ）やジヒドロステロンの受容体を邪魔して、
前立腺肥大を改善すると考えられます。
最低1-2か月はかかります。

注）妊婦・授乳婦さんは絶対に使ってはいけません。
高血圧・消化管疾患・ホルモン補充療法等、治療中の人は必ず、主治医の先生に相談して下さい。
めまい・嘔吐・頭痛・便秘・下痢などの副作用も報告されています。
前立腺ガンの症状を隠してしまうことがあるので、必ず泌尿器科で診てもらってから使うこと
Saw palmetto for benign prostatic hyperplasia.
Effect of increasing doses of saw palmetto extract on lower urinary tract symptoms: a randomized trial.

カボチャの種やカボチャの種の油
カロチン、脂溶性ビタミン、亜鉛を多く含み
炎症を抑え、排尿しやすくします。
3ヶ月～6ヶ月くらいはかかります。