質問をいただきました~。
オメガ3系脂肪酸は加熱に弱いとのことですよね。
新鮮で手軽に手に入る鰯や鯖ですが、
お勧めの調理方法など有りますか?
加熱は良くないなら酢に漬ける
[きずし]なら大丈夫なのですか?
昨日はイワシをハンバーグにしました。
とても美味しく食べました。
が、今日になり、ふと、
加熱してしまってることに気付きました。。。
背の青い魚以外、
鮪(マグロ)や鰹(カツオ)の赤身、
鯛(タイ)やカレイなどの白身はどうですか?
0.新鮮で安全ならお刺身が一番理想的
質が良ければお刺身がいいに決まっています。
でも、
私が良く食べるアラスカ・サーモンは
ほとんど100%、アニサキスがいます(大涙)。
ですので、なかなか
生で食べることができません。
実は酢でしめてもアニサキスには無効なんです。
お刺身では急性腹症になることも(涙)。
なお、
-10℃で1日程度でアニサキスは死滅するとされ、
日本では-20℃以下で24時間以上冷凍することを奨励しています。
これも読んでください。
結局なんだかんだ、
お魚は多くの場合加熱しないといけませんよね(涙)。
理想の調理法
1.お煮つけが一番です。
でも、できるだけ砂糖やみりんを入れないで。
AGEs(最終糖化産物)ができやすくなります。
低い温度ほどAGEsはできにくいし、
糖質がなければできません。
2.二番目が焼く。
甘いたれをつけないことは上記に同じ。
焦がさないようにご注意を。
3.すり身にしてしまうとどうしても酸素に触れる面積が増えて、
酸化しやすくなるので、次善の策ですね・・・。
4.絶対してはいけないのがてんぷら・フライです。
これは魚の弱くて良質な脂を、わざわざ酸化させ、
最悪の脂に変えてしまう調理法です。
私も大昔はて天ぷらやフライが好きでしたが、
手をかけ、時間をかけ、労力をかけて
最悪のものを作る必要なし(笑)。
その上、片付けも面倒じゃ~。
げに、「伝統的な食文化」とは
恐るべし~。
ちなみに、できるだけ小さいお魚を推奨します。
大きい魚はできるだけ赤身を(油を食べない)。
これは食物連鎖で、
脂に溶ける有害物が大きい魚の脂に最も多いからです。
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