マラソンが身体に悪い理由とは?〜間違った思いこみでマラソンをすると死を早める5つの理由〜

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先日、
インターネットでニュースを読んでいた夫に
呼び止められました。
「アキ、マラソンで女の子が死んでる!」
「だから、いつも言っているじゃん、
マラソンはDNA Lifestyleじゃないって。。。」

2014年の3月16日、
バージニア州で行われたハーフマラソンで
完走数分後に16歳の少女が意識が無くなり倒れ、
そのまま病院で亡くなりました。
高校では水泳の選手で普段から活動的だったそうです。
当日は16kmあたりから調子が悪くなったとの話もあります。
死因は特定されていませんが、
心臓発作である可能性が高いとのことです。

2013年、11月3日には
シンガポールでのスポーツイベントで、
10kmのゴール付近で25歳の女性が倒れ、
そのまま亡くなっています。
友人や婚約者によると健康だったそうで、
これも原因は発表されていませんが、
心臓発作によるものと推定されています。

2005年、9月17日イギリスで行われた38000人が参加した
25th Great North Runでは4人の死者が出ました。
年齢は28,34,48,52歳でした。

35歳以上の死亡原因の多くは
気が付かない間に心臓の血管が狭くなっていて
心筋梗塞や狭心症を起こしやすい状況に
体力的なストレスや長時間の運動要素が加わって、
心臓発作が起こります。

これはハーフマラソンのような
時間の短めなものでも起こります。

全ての病変が分かるわけでは有りませんが、
循環器科で、心電図を付けたまま
自転車をこいだり走ったりして
心臓の血管に大きな問題がないかどうか調べられます。

ただ、マラソンとなると、
普段よりずっと興奮したり、
気象にも影響されるので、
室内で検査するよりもずっとストレスが加わります。

アメリカでの運動による突然死の14%は
心臓を栄養する血管によるものとされています。

35歳以下の場合
これまで指摘されたことはないが、
心臓に生まれつきの障害がある場合が多いと考えられます。

肥大型心筋症のように、
多くの生まれつきの心臓病が突然死を招きます。

問題は特に症状がなく、本人が分からないこと。
また、心電図などで異常を指摘できないことです。
アメリカでは人口の0.2%位に有るとされています。

もう一つが低ナトリウム血症。
汗で大量に塩分を失い、大量に水だけを飲んで、
体の塩分が亡くなってしまいすぎる状況です。
特に蒸し暑いと起きやすいことです。

ただし普通に汗をかいたくらいでは塩分は要りません。
特別に大量の汗をかき、
水を飲み続けるという状況は結構特殊です。

それ自体が既にDNAに沿っていませんね~。
そもそも、はぁはぁ言いながら、走り続ける
自然界の動物や、古代人がいたでしょうか?

人の遺伝子に即していない過剰な運動は危険です。
趣味や仕事で、そのために死んでもいいと思っているなら別ですが、
健康のためにと思っているなら、別の運動をお勧めします。
私も時々走りますが、
マラソンのような活性酸素を大量に発生させる運動はゴメンです。

30秒走ったら30秒歩く。
こんな運動の方が動物の遺伝子に沿っていますよ!

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