アメリカや日本ではこれまで、
大量生産→大量消費→大量病気→（大量医療）、
という社会を形成していました。
アメリカでは親の世代よりも寿命が短いであろう
人類初の世代、とさえ言われています。
大量生産、大量消費という不健全な食事や生活形態が
地球の環境や個人の体内環境を悪化させてきたからです。
そして、ほんの20-30年前までは耳にすることすらあまり無かった
花粉症、ADHD(学習障害)、自閉症などの病気を含め、
ガンや高血圧や糖尿病などの慢性の病気が
増加・蔓延するまでになったのです。
その結果、投薬や手術などの医療が大量に必要になり、
時にはその結果、副作用や合併症でさらに
医療が必要になることもあり、
高騰する医療費にあえいできました。
日本の医療費はアメリカの1/5～1/10と格安で、
まだまだ予防に力を入れようとする人は少ないですが、
アメリカでは自己破産の60%が、
医療費が払えないことによるのです。
さて、
その反省もあってか、アメリカでは近年舵取りをし、
「食事や生活を修正して細胞のレベルから調子を上げ病気を予防しよう」
という動きが 始まっています。
これが「機能性医学」の基本的な考え方です。
日本にも古来からある「医食同源」を
より科学的にした様な医学です。
高い医療費に困って予防が大切と気が付いた、と言う点と、
21世紀に入り、
これまではわかっていなかったことや、見えなかった
食事や生活と細胞レベルの関係が以前よりよくわかって、
細胞レベルから体を良くしよう、という動きが
ちょうど重なったのでしょう。
そして、そんな機能性医学を率先して実践しているのは
企業の経営者、
映画俳優、
スポーツ選手、
政治家、
など世界で活躍している人たちです。
競争の激しい世界に身を置く彼らは
瞬時に優れた判断力や生産性を発揮し続けるために、
頭と心と体の機能を最大限に引き出すことが求められます。
だからこそ、生命力の源である
食事や生活を重視するのです。
シャノン・フォードさん（ミセスUSA）は
2009年に小腸の重篤な病気であるセリアック病を食事療法によって克服し、
2011年にミセスUSAに輝いています。
錦織選手に立ちはだかるテニスのノバク・ジョコビッチ選手。
グランドスラム歴代5位タイ、優勝11回の彼は
グルテン過敏症による体調不良から成績がパッとしませんでしたが、
2010年に食事を変えて以降、グングン強くなっています。
この機能性医学の重鎮とも言えるハイマン先生は
菜食主義者だったクリントン元大統領に
機能性医学による減量をさせています。
Grain Brain（いつものパンがあなたを殺す）や
Brain Maker（腸の力であなたは変わる）の著者である
パールマター先生も機能性医学の第一人者の１人ですが、
多くの患者さんを出来るだけ自然な方法で治療されています。
その結果、
糖尿病・肥満・心疾患などの病気が改善したり、
うつ病などの精神疾患が改善したり、
多発性硬化症やセリアック病などの難しい病気が改善するだけでなく、
仕事の効率が大幅に改善したり、
映画や試合で好成績を出し、
対人関係が良くなり
収入も上がってくるなどの変化が起きている人が多いのです。
日本だって、歌手も、各種スポーツ選手も、
栄養士や医師にアドバイスをもらいながら
好成績を出しています。
あなたの周りにもおられませんか？
午前中から集中して働き、
午後の会議でのプレゼンテーションもきっちりこなし、
訪問先にも元気に出かけて、
必要ならばかなり遅い残業も平気。
成果をガンガンだし、
同僚からも取引先からも頼りにされる。
おそらく職場でもっとも忙しいはずのあの人。
でも、なぜかいつも笑顔で余裕があり、
体調を崩してイライラしている姿を
見せることがない。
ちなみに、
外科の先生が難しい手術症例で困っているときは
執刀医としてメスをふるう、
一緒にスキーに行くと
早すぎて30代の私が追いつけない・・・。
私が勤めていた病院の院長（当時70代歳半ば）が
こんな先生でした。
かと思えば逆の人もいます。
午前中はずっとボーっとして、
いつも覇気がなく、不機嫌で
ここが痒い、あそこが痛い、
とぼやいて休憩室でタバコを吹かしてばかり。
仕事は任されないし、遅いし、
ほとんどしていないくせに、
「やる気がしない」
「眠い」などとこぼしてばかり。
この違いは、まさに
頭と心と体の健康の差なのです。
そのために食事や睡眠や運動が大切なのは
誰でも耳にたこができるほど聞いているはず。
でも、実際にこの「健康」に対して
正しく、充分に留意している人はあまりいません。
食や健康の知識を持った人は増えたものの、
それが本当に自分に合っているかどうかをわかっている人は
多くありません。
「よいと聞いてやってみたけど、
イマイチ効果が出なかった」
という経験がある人も多いでしょう。
1人1人の顔が違うように、
血筋や生活環境からも様々な影響を受け
体の状態は個々によって異なっています。
だから「友達が上手くいったから自分にも効果がある」
ことにはならないのです。
一流の人や賢者ほど体の大切さを知っています。
だからこそ世界中の上層の人たちは
自分をきちんと診てくれる
医師・栄養士などの専門家に相談しながら
健康を管理しているのです。
自分で情報を集めて、
1つ1つ吟味していったら
時間がやたらとかかります。
そもそもそれが正しい方法なのか、
あなたに合った方法なのかも
本当はわかりません。
既に実績を出してる人たちから教わり、
その実証済みの方法を実行しながら
さらに体得した経験で智恵を重ねていく。
すでに専門家がいるのだから
その知識や知恵を上手に
受け取るのが近道なのです。
“You are what you eat” （人は食べた物で出来ている）
と、よく言いますが、本当は違います。
“You are what you absorb and make（metabolize）”
（人は吸収し自らが作ったもので出来ている）
なのです。
食べる物は同じでも同じ人になることはありません。
だからこそ、
個々人にあった方法で
より健康になり、
より高いエネルギーを生み出す体になろうではありませんか。
あなたを本当に治すのは
食べ物でもなく私でもなく
あなた御自身です。
生活習慣の改善は
最初は意識して、やがて無意識に
誰でも出来るようになっていきます。
本当の健康は、
自分にとって良いことを、するかしないかの
小さな選択と決定の積み重ねなのです。
その良い選択をして実践していくために
基本的な知識と専門家の助言が必要なのです。
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