バイオロジカル検査とは

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最近は色々な検査が医療機関に行かなくても受けられるようになってきました。
Amazonで検索してみると
妊娠、性病やエイズ、血液による生活習慣病検査、ピロリ菌、
肺がん、大腸がん、胃がん、乳がん、子宮がん、前立腺がんなどの癌の検査キットなど
以前から医療機関で用いられていたものが自宅でできるようになった検査キット、
肥満、糖尿病などの遺伝子検査、
便や尿での腸内環境検査
スマフォでできる精子観察キット、
果ては覚せい剤検査キットなどなど、
もう~本当に様々な検査キットがあります。

体温や血圧を測るためだけに医療機関に行っていた数十年前とは
全く違う時代だなぁとつくづく思います。

さて、こうした検査の精度はともかく、
検査の結果をどう読むか、それにどう対応するかは
自分である程度決めておかなければ、結果によってはストレスがたまるわけで、
気楽にできそうに見えて、意外と覚悟が必要かもしれません。

さて、こうした自分でできる検査の中で
私が自分や家族を含めて使っている検査が
Doctors Data社やGenova Diagnosis社などのバイオロジカル検査です。

<バイオロジカル検査>

バイオロジカル検査というのは
細胞レベル、分子レベルで私たちの体の中で起きていることを調べる検査です。

例えば、
髪の毛の中にどんな毒性金属や必須ミネラルが出ているのか
おしっこの中にどんな毒性金属や必須ミネラルやアミノ酸やホルモンが出ているのか、
便の中にどんな菌や毒性金属や必須ミネラルがあるのか、
消化の状態や腸の免疫の状態はどうなのか、
唾液中に含まれるホルモンの量はどのくらいあるのか
血液中のホルモンの量はどのくらいなのか、
自分の遺伝子の特徴は何か、

こうしたことを調べて
体内で起きていることを推定する検査です。

私の属するアメリカの機能性医学の学会でも
食事や生活を適正化すると同時に
その人の体内で起きていることをできるだけ深く把握して
よりその人に合わせた食事法や生活、
アンチエイジングの方法、
サプリメントなどを投与することが必要とされています。

さて、私も私の家族も
血液だけでなく便や尿、毛髪、唾液など色々な検査をしてみました。
体の状況からは予想できない結果もありましたし、
やっぱりねー、という結果もありましたが、
とにかく調べてみなければなかなか体の奥深く出起きていることは把握できません。
また、1度調べたからもう、2度と調べなくて良い、というものではなく、
食事などを変えてみて、
2度目の検査で大きく結果が変わっていたものも多々あります。

<検査会社間格差>

アメリカでは1970年代からぽつぽつと
こうしたバイオロジカル検査の会社が
設立されています。

ただ、検査会社の間で、基準値が大きく異なり、
同じ日の同じ時に採取したものの結果が
検査会社が違うと大きく異なる、ということも
報告されています。
同じ毛髪検査でも
検査会社を変えると結果がかなり違うのです。
これでは前後の比較が難しくなってしまいます。

日本でもこうしたバイオロジカル検査の会社は
21世紀になっていくつか設立されています。
毛髪ミネラルを調べるら・べるびい社は2000年、
遺伝子検索をするジェネシスヘルスケアは2004年、
腸内細菌を調べるサイキンソーは2014年に設立されているようです。
こうした会社の成長も期待したいですね!

とは言え、私が使うのはやはり老舗。

私自身はバイオロジカル検査は
1972年に設立されたDoctors Data社や
1986年に設立されたGenova Diagnosis などの会社のものを使っています。

歴史が長くデータが蓄積されている会社のものの方が
結果が信頼できるからです。

研修医に診てもらうよりも、
やっぱ熟練した先生に診てもらう方がいいわ
というのと同じ心理ですね(苦笑)。

皆さんもこうしたバイオロジカル検査で
体の奥深くで起きていることを調べてみてはいかがでしょう。

ご自分の体内状況を調べてみたい方は

バイオロジカル検査(一般の方)
バイオロジカル検査(実践会の方)

をご覧ください。

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