今日は犬を飼っている人へのお話です。
飼い主と犬は顔つきが似てくる、
なんて話を聞いたことがありませんか?
顔つきが似てくるかどうかの医学的な根拠は分かりませんが、
実は医学的に本当に似てくるものがあるのです。
動物は常在菌といって、
皮膚やお腹に様々な細菌を持っています。
それは私達、人も例外ではありません。
そして常在菌は色んな役割を担っています。
例えば、食べたものを効率よく消化してくれたり、
悪玉菌からの感染を防いでくれ、
皮膚や腸を守ってくれるのですね。
さらに最近の研究では
腸内細菌はそのヒトの性格にまで影響を及ぼしている!
ことがわかってきました。
今回はその常在菌を調べた調査です。
アメリカコロラド大学ボルダー校のチームは25組の飼い犬と人の
額、手のひら、舌、便のなかの細菌を調査しました。
そして細菌の遺伝子が似ているかどうかを調べてみました。
犬と飼い主は、額と手のひらや肉球の細菌が特によく似ていたのです。
額と手のひらが似てくるとは、
お互いベタベタ触り合っていることの証明ですね。
犬と人では同じほ乳類とはいえ、
種が違って、必要な菌も違うでしょうに。
それにしても犬と人とではさすがに遺伝子が違います。
犬には必要でも人には必要ない細菌もあるでしょうし、
犬にはどうもなくても人には悪い菌がいたら、結構問題になります。
もちろんそういう病気はあります。
ペットがいらっしゃる方は一応頭に置いておいて下さいね。
ペットは人にとって家族そのものでしょう。
でも、やっぱり持っている遺伝子は違います。
ベタベタするのもほどほどにしておきましょう。
同居していると
人同士だけでなく、
飼い犬と飼い主の常在菌まで
似てくるのです。
友人の赤ちゃんは
犬のお皿からつまみ食いをするそうで、
この話をすると爆笑していましたが、
笑い事ではないんですよ~。
人畜共通感染症ー動物も人もかかる病気もあるし、
犬には問題なくても人には病気を起こす細菌もあります。
鳩などからうつるオウム病、
猫からうつる猫ひっかき病
色々怖い病気はありますからね~。
ある程度は気を付けましょう。
参考文献:Cohabiting family members share microbiota with one another and with their dogs.Elife. Song SJ, Lauber C, Costello EKら 2013
ところで無料e-boook
「確実に健康になって人生を謳歌するための10の方法」を
2016年3月19日に第一版として発行しました。
日々の生活で過剰な老化を防ぎ、今ある病気を改善し、
仕事や勉強の成績を上げたり、
死ぬまで生き生きと過ごすための方法にご興味がある方は
無料e-bookをご請求下さい。
(請求はすぐ上の緑の長方形↑↑をクリック)
医学情報は日進月歩ですので、
後日改訂すると思いますが、
第一版のご請求はここからどうぞ!
https://form.os7.biz/f/38520c49/
本の詳細や、読んだ方の感想は上の写真↑↑をクリック
関連記事
親子や夫婦で似てくるもの