するっとうんこが出ないのは直腸が締まっているから?
人類は長い間、草むらでうんこをしていました。
今でも山歩き中に急にもよおしたら
きっと草むらに分け入ってしゃがんでお通じを出しますよね。
私にはこの歳になっても何度かそんな経験が(・・;)
さて、この排便スタイルは実に理にかなっていたのです。
そして、それをそのまま利用したのが和式のトイレでした。
(画像、WIKIより)
ところが、歳をとって、あるいは腰痛やどこかの痛みで
しゃがむのが大変な時は
和式も曲者ですよね。
そんな理由で洋式のトイレが大部分と言われる現在の日本家庭。
ところが洋式は便秘になりやすいという落とし穴が(・・;)・・・。
なぜ洋式は便秘になりやすい?
イスラエルの研究ですが、
3つの形の便器で排便実験をし、出るまでの時間と残便感を調査。
①普通の洋式 → 130秒
②低めの洋式 → 114秒
③和式 → 51秒
と和式がもっとも短かったのです。
トイレの型と直腸の形
洋式のトイレに座ると恥骨直腸筋が引っ張られて
腸の出口が締め付けられるのです。
(図:https://www.youtube.com/watch?v=M57UDuKMgEYより)
これが草むらにしゃがんだり和式だと、
腸の出口が緩んで出やすいのです(下図)。
しかもこの「うんこ座り」、痔核にもなりにくいのです。
(図:https://www.youtube.com/watch?v=M57UDuKMgEYより)
と言うわけで、和式の方が便秘になりにくいわけですが、
かといってトイレを改造するのも大変。
それにやっぱりしゃがむのはつらいわ、(あえて鍛えるのも手?)
と言う人のために便利な道具があります。
それが足台なんですね~(写真をクリックするとamazonや楽天のページに飛びます)。
折り畳み式 折り畳み式(塗りは不明)
なぜ足台か?
(図:https://www.youtube.com/watch?v=M57UDuKMgEYより)
上の3枚の図をもう一度見てもらうと良いですが、
足台を使うと和式ほどではなくても
恥骨直腸筋が緩んで
腸の出口が開きやすいのです。
さあ今日から足台を使ってみましょう!
といっても今はないし、出かけた時は、
「体育座り」を思い出して
①背もたれがあれば足を便座にあげる(おしっこが飛び散ること必定)(-_-;)
②足を突っ張らせる壁があれば足を上げる
③前かがみになってお腹を足に近づける(うんこが便座の奥に付かないように気を付ける)
などの方法で快便を目指してください。
小柄な人、子供さんだけでなく全ての人に必須ですね!
注)
この足台が有効なのは「うんこはお尻近くに来ているのになかなか出ない人」で、
大腸の通過時間が長い人には効きませんが、
どちらかよくわからない人はお試しあれ。