加工食品が慢性の痛みの原因?

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今や国民病とも言える慢性疼痛。

慢性疼痛に関してはこの記事をご参照下さい。

昔から怪我や肩凝りや腰痛はあっただろうに、
昨今、それが慢性化しているように思えるのはなぜ?

もちろん、昔に比べ体の活動量が減っている、
精神的ストレスが増えている、
夜遅くまで起きている人が多いなどの
遺伝子に沿っていない生活が大きく関与しているは思いますが、
その他、
加工食品にも原因があるのではないか、
と大胆に推測してみました。

痛み伝達をする脊髄視床路細胞は
持続的な侵害インパルス(急性疼痛)の持続で、
感作や可塑性変化(アストロサイトが樹状突起の進展や細胞体の肥大化を起こして活性化する)を起こすことが知られています。
これはグルタミン酸受容体の一つである
NMDA受容体活性化(分単位の変化)が大きな役割を担っています。
つまり痛み刺激が続くと
本来反応しないはずの弱い刺激でも
痛いと感じるようになるのです。

こうした、大きく太くなって活動性が高まったアストロサイトは
普通のアストロサイトよりもグルタミン酸による
細胞内カルシウム応答の著明な増強が認められることも
実験でわかっています。
http://jpps.umin.jp/issue/magazine/pdf/0202_01.pdf

つまりさらに痛みに過敏に反応するわけです。

ところで、
加工食品によく使われるアミノ酸調味料(うまみ調味料などとも言う)は
グルタミン酸の塊で
神経細胞を刺激することが知られています。

つまり、加工食品をよく食べている人は
急性の疼痛が慢性の疼痛に移行しやすいかも・・・。

だから、現代人ほどちょっとの刺激で痛みを感じやすいのかもしれません。

ちょっと大胆な仮説かな~

でも、昨今、慢性疼痛が増えているのも
生活や高齢化だけでない、
脳細胞の炎症なのではないか、と思う今日この頃です。

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